ビルズのハムリンがバファローに戻る　回復は順調　チームのビッグプレーを見て思わずジャンプ

ハムリンが転院したバファロー市内の病院（AP）
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　オハイオ州シンシナティで2日に行われたNFLの試合で心停止となり、一時重体に陥っていたビルズのセーフティー、ダマー・ハムリン（24）が9日、治療を受けていたシンシナティ市内の病院からビルズが本拠を置いているニューヨーク州北西部のバファロー市内の病院に転院。「たくさんの愛をもらってバファローに向かいます。自分の周囲の世界がひとつになっているのを見て本当に驚きました」と無事を祈ってくれた多くの人たちへ感謝の意を示した。

　ハムリンは6日に呼吸器を外し、会話や歩行が可能になったこともあって8日に行われたビルズ対ペイトリオッツの最終週の試合は集中治療室で椅子に座って観戦。この試合はビルズのナヒーム・ハインズ（26）によるキックオフからのリターンTDで幕を開けたが、主治医によればハムリンはその瞬間、興奮のあまり飛び上がってしまったために、集中治療室のアラームが鳴り響く結果になったと語っている。

　心停止から完全に回復するには数週間から数カ月を要するとされているが、ハムリンは「次のステージに入った」と診断されており、食事も通常通り。依然として入念な治療とチェックが必要な状態ではあるが、医師も驚くほどの回復ぶりを見せている。

　ベンガルズ戦が打ち切りとなったビルズは今季13勝3敗（AFC東地区1位）でレギュラーシーズンの全日程を終了。AFCの第2シードとして出場するプレーオフの1回戦（15日）ではホームで第7シードのドルフィンズ（9勝8敗）と対戦することになっている。