【高校ラグビー】常翔学園 女性指揮官・平池監督、苦い全国デビュー戦…逆転でまさかの初戦敗退

[ 2022年12月30日 12:40 ]

第102回全国高校ラグビー2回戦 ( 2022年12月30日    花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 常翔学園・尾道>後半、交代選手を送り出す常翔学園・平池監督(右)(撮影・北條 貴史)
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 全国的にも極めて珍しい常翔学園の女性指揮官、平池三記監督(53)にとっては、苦い全国デビュー戦となった。

 後半28分に1点差に迫るトライを奪い、逆転へ望みをつないだが、反撃もここまで。相手を上回る6トライを奪いながらトライ後のキックがすべて失敗に終わったことが勝敗を分ける結果となった。全国3位の大会100勝を誇る名門にとっては、95回大会で天理に3―5(2回戦)で敗れて以来、通算4度目の初戦敗退となった。

 9月に発覚した部内の不祥事で前任の野上友一監督が責任を取り辞任。後を受ける形となった。スポーツ歴は中学時代に励んだソフトテニスだけ。2001年から副部長を務めてきたが、ラグビーの専門知識は少ない。「子供たちの成長が楽しみ。子供たちが自分で考え、どう行動に移すか」と、大舞台での選手の躍動を信じてきたが、厳しい現実が待っていた。

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2022年12月30日のニュース