【高校ラグビー】京都成章が初戦突破 高校日本代表候補・本橋の冷静な判断光る

[ 2022年12月30日 14:28 ]

第102回全国高校ラグビー2回戦   京都成章40-12昌平 ( 2022年12月30日    花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 昌平・京都成章>前半、中央に跳び込み、トライを挙げる京都成章・本橋(撮影・北條 貴史)
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 9大会連続15回目出場の京都成章が、高校日本代表候補・本橋尭也(3年)の冷静なゲーム運びなどで、昌平(埼玉)から6トライを奪い、悲願の全国制覇に向けて、初戦を突破した。

 「全員のハードワークで、ひたむきに勝利を目指す」という湯浅泰正監督がキーマンと考える本橋が、登録のCTBではなく、司令塔SOのポジションで出場。平均体重94・1キロの重量FWをしっかりと動かし、相手に揺さぶりをかけた。

 ラックからのボールで右へのキックパスを決め、相手ディフェンスを動かし、前半3分の先制トライに繋げると、前半6分には右展開からディフェンスを引きつけてのロングパスでWTB山村駿人(3年)のトライを呼んだ。前半22分にはラックからの左展開の中、ダミーパスで空いたスペースに自ら切り込み、トライを決めた。

 「兄は目標だし、影響を受けた」と語る本橋の兄・拓馬(帝京大)は花園でも長身ロックとして活躍。100回大会での京都成章の準優勝の中心選手だった。果たせなかった頂点を自分の代でつかむ。共同主将としての熱い思いは新年の勝負に向けられた。

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2022年12月30日のニュース