【高校ラグビー】タレント軍団・報徳学園が高校3冠に向けて逆転発進

[ 2022年12月30日 10:40 ]

第102回全国高校ラグビー2回戦   報徳学園47―3高鍋 ( 2022年12月30日    花園ラグビー場 )

<報徳学園・高鍋>前半、右中間にトタイを決める報徳学園・海老沢(中央)  (撮影・成瀬 徹)
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 7大会連続48回目出場の報徳学園が、史上4校目の「高校3冠」、そして花園初制覇に向け、7トライで初戦を突破した。春の選抜大会では兵庫県勢初の高校日本一に輝き、夏の7人制大会も制覇。今大会でも優勝候補の筆頭に位置している。

 1年生から花園を経験している選手が多く、高校日本代表候補を8人を擁するタレント軍団だ。司令塔として引っ張るのは7人制の大会でMVPに輝いたSO伊藤利江人(3年)。父は明大のヘッドコーチを務める元日本代表SO伊藤宏明だ。「高校3冠を狙えるのは僕たちなので狙っていきたい」と冷静にゲームを組み立てた。

 高鍋にPGで先制を許す流れを変えたのが前半16分、ロックのジョーンズ日光(3年)が挙げた逆転トライだ。敵陣5メートル付近のラックから右サイドを突いて逆転に成功。米国人の父を持つジョーンズは東京・千歳中から伊藤、そしてWTB海老沢琥珀(3年)とともに、自由なチームカラーに憧れ、報徳学園でのプレーを決意。兵庫県決勝では出場機会がなかったジョーンズが、高校日本代表候補のロック柏村一喜(3年)に代わっての先発出場のチャンスでしっかりと結果を出した。

 中学からの仲間の伊藤、海老沢もトライを記録。初戦での課題を修正しながら、年明けに頂点を目指し加速する。

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2022年12月30日のニュース