宇野昌磨“今季世界最高”100・45点「今日できる最高の演技」5度目Vへ視界良好

[ 2022年12月23日 22:15 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 男子SP ( 2022年12月23日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<全日本フィギュア男子SP>演技を終えた宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 男子SPが行われ、昨季の世界選手権王者の宇野昌磨(トヨタ自動車)が100・45点で首位発進した。非公認ながら、自身がGPファイナルでマークした99・99点の今季世界最高点を上回る高得点で、3年ぶり5度目の頂点へ前進した。

 冒頭の4回転フリップで出来栄え評価(GOE)3・14点の加点を引き出した。4回転からの連続トーループ後半が3回転ではなく2回転に。ステファン・ランビエル・コーチがこだわっていたシットスピンでミスが出たため、コーチに謝るしぐさを見せたが、「今日できる最高の演技だった」と納得した表情だった。
 初優勝したGPファイナルから中1週間。順風満帆な準備ができたわけではなく、意識したのは「ケガしないこと」だけだった。会場の氷がスピードが出にくいと判断し、あえてスピードを落とす助走でジャンプを調整。微妙な感覚の狂いのあった午前の公式練習で着用したスーツ風の衣装を変更して臨んだ。

 結果的に、練習の違和感は衣装の影響ではなかったというが、やれることは全てやっての首位発進。積み重ねた経験に裏打ちされた対応力がある。「今どうしたら良いか自分でコントロールできた」とし「プログラムとしてはまだまだ表現できたが、今日はあれがベストだと言い切れる」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月23日のニュース