ウィザーズの八村が17試合ぶりに復帰 ジャズ戦で7得点と7リバウンド 試合は8点差で敗れる

[ 2022年12月23日 13:30 ]

ジャズのバンダービルトをかわしてシュートを放つウィザーズの八村(AP)
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 NBAは22日に2試合を行い、右足首の故障で離脱していたウィザーズの八村塁(24)が、氷点下6度まで冷え込んだソルトレイクシティー(ユタ州)でのジャズ戦で17試合ぶりに戦列へ復帰。11月18日のヒート戦以来、34日ぶりとなった実戦ではベンチから出て24分のプレータイムで7得点と7リバウンド、1スティールをマークした。

 八村は17―12だった第1Qの6分54秒からコートに登場。その1分18秒後にはディフェンス・リバウンドをキープしたあと1人でボールをフロントコートに持ち込み、正面からのドライブでシュートをねじ込んだ。このときルディ・ゲイ(36)の反則も誘ってフリースロー1本も成功。復帰初戦の最初の得点シーンは“3点プレー”となった。

 第2Qは5分32秒からコートに復帰。ペイント内でターン・アラウンドからジャンプシュートを決めて5得点目を記録した。第3Qでは再びペイント内でジャンプシュートを決めたが後半のシュート成功はこの1本のみ。結局この日のフィールドゴール(FG)成功は4本中3本(3点シュート試投はなし)で、出場時間帯のチームスコアは「マイナス5点」だった。パワープレー気味にインサイドで勝負したケースはあったものの、アウトサイドからカットしてペイント内でボールをもらうシーンはなかった。

 ウィザーズではブラドリー・ビール(29)が30得点、カイル・クーズマ(27)が21得点を稼ぎ、第3Q終了時点では90―93と3点差だった。しかしクリスタプス・ポルジンギス(27)が新型コロナではない病気、デニ・アブディヤ(21)が腰痛で欠場したこともあって一時8点をリードしながらも第4Qは22―27。結局112―120(前半66―60)で敗れて今季の成績は12勝21敗となった。11月12日のこのカードでは121―112で勝っていたが敵地での2戦目では黒星。ウィザーズは20日のサンズ戦に勝って連敗は10で止めたものの、12月の月間成績は1勝10敗となった。この試合はロード6連戦の5試合目。23日にサクラメント(カリフォルニア州)で行われるキングス戦のあと地元ワシントンDCに戻ることになっている。

 西地区全体8位のジャズは19勝16敗。ベンチから出たマリク・ビーズリー(26)がチーム最多の25得点を稼ぎ、ジョーダン・クラークソン(30)が23得点、ラウリ・マーカネン(25)も21得点をマークして勝利に貢献した。

 西地区全体3位のペリカンズは地元ニューオーリンズ(ルイジアナ州)でスパーズを126―117(前半65―46)で退けて19勝12敗。ザイオン・ウィリアムソン(22)が健康安全プロトコルの対象となって欠場したが、C・J・マカラム(31)が7本の3点シュートを決めて40得点を稼ぎ、チームの連敗を4でくい止めた。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分6秒=3得点)
(1)8分12秒・正面からドライブしてゴール下。ゲイの反則を誘う=○
*8分12秒・フリースロー1本=○
 ▼第2Q(出場4分33秒=2得点)
(2)6分11秒・パワープレーでターン・アラウンドからジャンプシュート=○
(3)9分38秒・コンリーとのミスマッチを突いてゴール下=×
 ▼第3Q(出場4分33秒=2得点)(4)8分14秒・ペイント内でプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・グッドウィン)
 ▼第4Q(出場9分23秒=シュート機会なし)

 <22日の結果>
*スパーズ(19勝12敗)126―117スパーズ(10勝21敗)
*ジャズ(19勝16敗)120―112ウィザーズ(12勝21敗)
 *はホームチーム

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