アイスダンス・かなだい「集中」首位発進!“三度目の正直”で初優勝王手

[ 2022年12月23日 05:05 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日 ( 2022年12月22日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

演技する村元&高橋組(撮影・長久保 豊)
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 アイスダンスのリズムダンス(RD)で、結成3季目の村元哉中(29)、高橋大輔(36)組(関大KFSC)が77・70点で首位発進した。演技直前、高橋は無の状態だった。マリーナ・ズエワ・コーチからの「楽しんできなさい」という言葉も聞こえない。演技が始まると、激しいナンバーに身を委ねるだけだった。

 2人が同じ動きでターンを繰り返すツイズルでは、最高のレベル4を獲得した。終盤のリフトで減点されたが、納得の内容。高橋は「凄い鼻息荒かった」と演技前を振り返る。その時の高橋の表情について村元は「ゾーンに入っている感じだった」と語った。

 初出場の20年はRD前の練習で村元が左膝を負傷。北京五輪選考会だった21年はRDで高橋が転倒し、2年連続の2位だった。過去はアクシデント続きも「できることをしっかりやることに集中した」と村元。三度目の正直で初優勝に王手をかけた。

 24日にはフリーダンスが待つ。「最高のクリスマスイブ」を目指す高橋は「今できる100%を出せたら」と決意。日本一の称号が、自身への最高のプレゼントになる。

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2022年12月23日のニュース