落合哲也が宮城野部屋で初稽古 デビュー場所へ「しっかり準備して備えたい」対戦相手の研究も十分

[ 2022年12月13日 15:10 ]

宮城野部屋で初めての稽古を行った落合哲也(撮影・前川 晋作)
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 今年の実業団横綱で、幕下15枚目格付け出しで初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)デビュー予定の落合哲也(19)が13日、宮城野部屋の稽古に初めて参加した。

 この日は申し合い稽古には参加せず、四股や鉄砲などの基礎運動を中心に約2時間しっかり汗を流した。20キロのおもりを持ってのすり足では苦悶(くもん)の表情を浮かべる場面も。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)は不在だったが、前師匠の間垣親方(元幕内・竹葉山)や出稽古に訪れた大島親方(元関脇・旭天鵬)らの指導を受けた。前日の新弟子検査に続いて“プロ初稽古”を終え、また新たに力士人生の一歩を踏み出した。

 「大相撲の稽古は(申し合いの)番数が多いと感じました。皆さん強いので集中してやらないとケガするかなと思いました」。充実した内容の稽古を肌で感じ、プロとしての自覚を強めた。1カ月後に迫った初場所へ向け「楽しみでもあるけど、しっかり準備してデビュー場所に備えたい」と臨戦態勢。高校時代から対戦相手の研究には力を入れてきており「三段目、幕下の取組をずっと見て研究してきました」と万全の対策を施して初土俵に臨む。

 兄弟子の十両・炎鵬(28)は、“最強の新弟子”の加入に「怖いですよ。でも負けられないというのはありますね」と恐れながらも兄弟子の自覚をにじませた。身長2メートルの十両・北青鵬(21)や元学生横綱の幕下・川副(23)ら期待の若手が次々に育っている宮城野部屋。2年ぶりの再入幕を目指す中で稽古相手がさらに充実し「同じ部屋でよかった」と笑顔を見せた。

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2022年12月13日のニュース