復帰2戦目の渡辺は2得点 ネッツは4連勝 八村欠場のウィザーズは3季ぶりの7連敗

[ 2022年12月13日 11:31 ]

ダンクを決めるネッツのデュラント(AP)
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 復帰2戦目となったネッツの渡辺雄太(28)が12日、敵地ワシントンDCでのウィザーズ戦に途中出場。ウィザーズの八村塁(24)は12試合連続で欠場し、今季2回目の日本人選手による対決は実現しなかったが、ネッツは112―100(前半62―55)で勝利を収めて4連勝を飾った。

 東地区全体4位のネッツはここ9戦で8勝目を挙げて17勝12敗。10日のペイサーズ戦を休養した主力が復帰し、ケビン・デュラント(34)が30得点、カイリー・アービング(30)は24得点をマークしてチームを引っ張った。

 渡辺は22―19で迎えた第1Qの7分4秒からコートに登場。その21秒後にはウィザーズのウィル・バートン(31)が試みたドライブインからのレイアップを阻止して今季8つ目のブロックショットを記録した。しかしインサイドを突いて放った2本のレイアップは失敗。第2Qでは4分14秒からコートに復帰し、ウィザーズのクリスタプス・ポルジンギス(27)がフリースロー・ライン付近からゴール下に繰り出したパスを遮断して今季5つ目のスティールをマークしたものの、前半の得点は速攻から決めたシュート1本のみで、残り32・1秒に放ったこの日最初の3点シュートは失敗した。

 後半は9分出場したが、第4Q6分24秒にゴール下で放ったシュートも失敗。このあとトラベリングやキャッチミスによるターンオーバーも犯すなど、流れを変えるまでに至る活躍はできなかった。結局21分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は6本中1本で2得点に終わり、2ケタ得点の連続記録は5試合でストップ。2リバウンド、1ブロックショット、1スティールを稼いだものの、外した5本のシュートのうち4本はゴール下もしくはペイント内でのものだった。

 それでも出場時間帯のチームスコアはプラス13。ベンチプレーヤーながら第4Qの終盤でも起用されており、最後はセンターポジションに入ってチームのディフェンスを支えた。

 渡辺は今季16試合に出場。平均は7・9得点で、規定本数に達していない3点シュートの成功率は52・1%。これは49・4%で1位のマルコム・ブログドン(30=セルティクス)、48・6%で2位のデイミオン・リー(30=サンズ)を超えている。

 ブラドリー・ビール(29)も欠いているウィザーズは3シーズンぶりに7連敗を喫して11勝17敗。このカードは今季3戦全敗となった。ベンチから出たバートンがチーム最多の22得点、カイル・クーズマ(27)が20得点と7リバウンドをマーク。ポルジンギスも20得点を挙げたが、腰を痛めて第4Qを前にしてロッカールームに引き揚げた。

 ネッツはロードでは7勝7敗。16日にはトロント(カナダ・オンタリオ州)でラプターズと対戦する。

 一方、ウィザーズは14日からロード6連戦。ナゲッツ戦を皮切りにクリッパーズ、レイカーズ、サンズ、ジャズ、キングスといった西地区の6チームとの対戦が組まれている。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分56秒=無得点)
(1)9分24秒・正面からドライブして左手でレイアップ=×
(2)11分2秒・正面やや右からのドライブで左手でレイアップ=×
 ▼第2Q(出場7分46秒=2得点)
(3)9分59秒・ペイント内でジャンプシュート=×
(4)11分54秒・速攻からランニング・シュート=○(アシスト・サムナー)
(5)11分28秒・正面から3点シュート=×
 ▼第3Q(出場2分12秒=シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場6分28秒=無得点)
(6)6分24秒=ベースライン際からカットしてゴール下でシュート=×

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