大学ではラグビー部 大相撲へ異色の転身 飯間「初心者ですけど、できることを全力で」

[ 2022年12月13日 04:35 ]

新弟子検査を受検した飯間(日本相撲協会提供)
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 大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が12日、両国国技館で行われ、受検した8人全員が1メートル67、67キロ以上の体格基準を満たした。

 今年の実業団横綱で幕下15枚目格付け出し資格を持つ落合哲也(19=宮城野部屋)や埼玉栄高3年で高校横綱の斉藤瞬佑(18=武隈部屋)、静岡・飛龍高の桑原哲平(18=伊勢ケ浜部屋)ら実力者が顔をそろえた。その中で、飯間ルーカス一夫(23=安治川部屋)は異色の経歴で注目を集めた。

 両親がブラジル人の飯間は、岐阜・東濃高でバスケ部、名古屋経大でラグビー部に所属。1メートル84、147キロの恵まれた体格を生かしてプロップで活躍した。

 大学に相撲部はなかったため、4年時に自ら部を立ち上げて全国学生選手権に個人出場。白星は挙げられなかったが大相撲への思いを強めた。「初心者ですけど、できることを全力でやって上がっていこうと思います」。異色の23歳が、高校相撲の猛者たちに負けない活躍を誓った。

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2022年12月13日のニュース