元幕内・旭大星が宮城野部屋で大谷と9番の申し合い 膝の大ケガから完全復活へ感覚取り戻す日々

[ 2022年12月13日 16:57 ]

宮城野部屋で大谷(右)らと申し合い稽古を行った旭大星(中央)=撮影・前川 晋作
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 大相撲の元幕内・旭大星(33=大島部屋)が13日、宮城野部屋に出向いて12番の申し合い稽古を行った。

 左膝の手術を経て4場所ぶりに復帰した九州場所では、西序ノ口5枚目で6勝1敗。序ノ口力士相手に力の違いを示す取組が多かったが、日大出身の尊富士(23=伊勢ケ浜部屋)には完敗して全勝優勝を逃した。7番取り終えた直後には「感覚的にはまだまだ。思ったより戻ってこなかったので、また感覚を戻せるように頑張らないと」と話していた。

 この日は、日大出身の序二段・大谷(22=宮城野部屋)と9番取って6勝3敗だった。デビュー3場所目で三段目中位への昇進が確実となっている期待の若手を相手に真っ向勝負。押し合いから積極的に前に出たり、押し込まれても攻め返したりと実力を示した。それでもまだ本調子ではないためか、5番連続で取ると「体力がヤバい」と苦しそうな表情を見せる場面もあった。序二段上位で迎える初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)へ向け、出稽古を重ねて徐々に感覚を取り戻していく日々。完全復活を遂げて再び大銀杏を結う日が待ち遠しい。

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2022年12月13日のニュース