阿炎 黒の締め込みを使う理由は「初心を忘れないように」京都・長岡京巡業で質問に応じる

[ 2022年12月13日 13:17 ]

長岡京巡業で質問コーナーに登場した(左から)宇良、阿炎、豊昇龍
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 九州場所で12勝し、優勝決定巴戦の末、初優勝した阿炎(28=錣山部屋)が13日、京都府長岡京市での冬巡業で「質問コーナー」に登場し、本場所で使う締め込みを黒にする理由について「初心を忘れないように」と語った。豊昇龍(23=立浪部屋)、宇良(30=木瀬部屋)と土俵へ上がり、「(しこ名が)炎なので最初は赤でしたが、黒は幕下以下がつけるので」と付け加えた。

 接待を伴う飲食店での会食が発覚し、コロナ対策のガイドライン違反で一昨年秋場所から3場所出場停止処分を受けた。西幕下56枚目で復帰したのが昨年春場所。以来2度の幕下優勝に十両優勝と急ピッチで番付を戻した。休日の過ごし方についても問われ、「家族と公園へ行ったりゲームをする」と応じたように、28歳らしからぬ老成した言動を見せている。

 「来年もみなさんに楽しんでもらえるような相撲をとりたい」。初場所では秋場所以来2場所ぶりに三役復帰が濃厚。125年ぶりに「1横綱、1大関」となる初場所の上位陣に、番付社会の重みを与える役割が加わる。

 ○…取組前の稽古では大関・貴景勝が15番と、正代や若隆景ら5人で行った申し合い稽古の土俵をほぼ独占した。稽古後の取材対応はなかったが、九州場所では12勝するなど2桁勝利を3場所連続に更新した。3度目の優勝こそ逃したが、直近7場所中3場所で途中休場した初場所までからの復調は明らかだ。

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2022年12月13日のニュース