【全日本大学駅伝】青学大 “プライド大作戦”不発3位も原晋監督「地力がある証拠」

[ 2022年11月7日 04:38 ]

全日本大学駅伝 ( 2022年11月6日    愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮の8区間106・8キロ )

1区スタート直後に飛びだした青山学院大の目片将大(代表撮影)
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 「プライド大作戦」が不発に終わった青学大は3位。駒大に4分近く離される完敗に、原晋監督は「ここ数年はどこかの区間で“勝った”という感触があったが、今年は一度もなかった。そのくらい駒大が強かった」と認めざるを得なかった。

 1区で目片将大(4年)が序盤に飛び出す奇策に出て2位と好走。「不安だった」という2区の白石光星(2年)がブレーキとなり、一時は13位まで順位を落とした。だが原監督が敗戦の中に光明を見いだしたのが、その後の粘り。「普通(2区で)2分も離されれば差は3、4分と広がる。盛り返せたのは地力がある証拠」と手応えも口にした。

 駒大が5時間6分台という破格の大会新記録を打ち立てたレースを「新時代の幕開け。昭和は終焉(しゅうえん)し、令和の新駅伝の時代に入った」と評した指揮官だが、悲愴(ひそう)感はない。距離が延び、山上りのある箱根は「勝てる手応えがある」ときっぱり。最後は「負けると腹立つよね。好きな女の子にフラれたようなもの」と原節でリベンジを宣言した。 

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2022年11月7日のニュース