団体優勝の日大・川渕一意が1年ぶり復帰 ぶっつけ本番で起用に応えた 全国学生相撲選手権

[ 2022年11月7日 07:40 ]

団体戦準決勝中堅戦、東洋大のオドフーをはたき込みで破り、1年ぶりの復帰戦を白星で飾った日大の川渕一意(撮影・前川 晋作)
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 第100回記念全国学生相撲選手権大会の最終日が6日、東京・両国国技館で行われた。Aクラス団体戦は、日大が決勝で日体大を3―2で破って2年ぶり31度目の優勝を果たした。

 日大は準決勝から川渕一意(3年)を中堅に起用した。川渕は1年時からレギュラーで活躍し、一昨年の同大会団体優勝を決めた実力者。昨年の同大会準決勝で左膝前十字じん帯断裂の大ケガを負い、手術を経てこの1年間は試合に全く出場できなかった。これまで申し合い稽古は「1回も取っていない」と1年間実戦から遠ざかった状態でぶっつけ本番。「緊張よりも不安の方があった」と1年ぶりの試合に臨む心境を振り返った。

 迎えた大舞台では、190キロの巨体を生かした前に出る相撲で2試合とも1―1から貴重な白星。ケガの回復具合は「完全ではない」という中で「相手を倒すことだけを考えた。やってみたら案外取れた」と自分の相撲を取り切った。チームに流れを引き寄せる活躍で起用に応え、見事に復活を果たした。

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2022年11月7日のニュース