照ノ富士が九州場所休場を示唆 土俵での稽古再開も「こんな状況だから無理じゃない?」

[ 2022年11月7日 18:44 ]

ダンベルを使ってトレーニングする照ノ富士(代表撮影)
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 大相撲の横綱・照ノ富士(30=伊勢ケ浜部屋)は7日、東京都江東区の同部屋で稽古を行った。

 両変形性膝関節症、右膝骨挫傷で秋場所を途中休場し、10月18日に両膝の内視鏡手術を受けた。リハビリは順調に進み、3~4日前から土俵に降りて体を動かし始めたという。

 この日はダンベルを使った上半身のトレーニングを中心に、鉄砲やカーフレイズで下半身も少し動かした。「歩けるようになったなという感じだけ」と回復具合はまだまだ。九州場所(13日初日、福岡国際センター)の出場可否については「こんな状況だから無理じゃない?」と本音を漏らした。正式な決断については「まだ分からない。親方と話して決めます」と明言を避けたが、休場は逃れられない状況だ。

 10月16日の横綱昇進披露パーティーでは、横審の委員から「治療に専念して再起してもらいたい」という言葉を受けた。それにより「“横綱がいないと場所が締まらない”とかありますけど、そういう肩に乗っている重みがちょっと取れたかな」と精神的な負担が軽減。「そう考えてくれているならもう一回頑張るチャンスかな」と、改めて激励に応えることを誓った。

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