ウィザーズがここ6戦で5敗目 ビールは欠場 八村は15得点 敵地メンフィスでは5連敗

[ 2022年11月7日 10:37 ]

グリズリーズのコンチャーをかわしてゴール下でシュートを放つ八村(AP)
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 ウィザーズは6日、敵地メンフィス(テネシー州)でグリズリーズと対戦したが97―103(前半3―57)で敗れて4勝6敗。最大23点差をつけられながら第3Q終盤の連続19点で巻き返し、第4Qで2度リードを奪う場面もあったが、その後の攻防で競り負けて敵地でのこのカードでは5連敗となった。

 ウィザーズではブラドリー・ビール(29)が健康安全プロトコルの対象となって欠場。代わって足首の故障から今季2戦目となったコーリー・キスパート(23)が先発したが、24分の出場で6得点に終わった。

 八村塁(24)は22分の出場でフィールドゴール(FG)を12本中7本(うち3点シュートは3本中1本)成功させて15得点と3リバウンドをマーク。出場時間帯のチームスコアは前半ではマイナス18だったが、試合全体ではプラス・マイナス0で終わった。

 八村は12―17だった第1Qの6分55秒からコートに登場。最初にゴール下で試みたシュートはゴンザガ大時代にチームメートだったブランドン・クラーク(26)にブロックされた。その後に放ったジャンプシュートは2本成功させて第1Qは4得点。第3Qは50―72だった5分38秒から出場し、その2分20秒後には左コーナーから今季5本目の3点シュートを成功させた。そして残り1分55秒からの1分2秒間では3本のシュートを沈めてこのクオーターだけで9得点。2試合ぶりに2ケタ得点(8回目)をマークしたが勝利には結びつかなかった。

 ウィザーズは出だしで9―0とリードしながらそのリズムを保てずここ6戦で5敗目。モンテ・モリス(27)の18得点がチーム最多で、カイル・クーズマ(27)は12得点、クリスタプス・ポルジンギス(27)は10得点に終わった。

 リーグ27位と低迷している3点シュートの成功率はこの日19・5%(41本中8本)。第4Qには放った9本すべてを失敗するなど、シュートの精度を欠く一戦となった。

 グリズリーズは3連勝で7勝3敗。3点シュートの成功率が今季46・5%に達していたデズモンド・ベイン(24)はその“長距離砲”を8本中4本沈めて28得点をマークし、ジャー・モラント(23)も23得点、9リバウンド、6アシストを稼いでチームを引っ張った。

 八村の今季の成績は平均10・5得点、5・1リバウンド。FG成功率は45・7%(昨季は49・1%)、3点シュートの成功率は25・0%(同44・7%)となっている。なおこの試合ではゴンザガ時代にチームメートだった八村(19年ドラフト全体9番目)、キスパート(21年ドラフト全体15番目、クラーク(19年ドラフト全体21番目)の1巡目指名の3人が出場。クラークは16得点で3人の中では最もスコアが多かった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分5秒=4得点)
(1)9分1秒・リバウンドからワンマン速攻によるドライブ。ゴール下でクラークにブロックされる=×
(2)9分34秒・右サイドから正面に回り込んでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・ギャフォード)
(3)10分44秒・左サイドでステップバックからジャンプシュート=○(アシスト・キスパート)
 ▼第2Q(出場4分16秒=無得点)
(4)2分16秒・右ベースライン際からゴール下=×
 ▼第3Q(出場6分22秒=9得点)
(5)7分58秒・左コーナーから3点シュート=○(アシスト・ポルジンギス)
(6)10分5秒・バートンが外した3点シュートをフォローしてゴール下。相手の反則も誘う=○
*10分5秒・フリースロー1本=×
(7)10分37秒・速攻からレイアップ。クラークのゴールテンディングで得点=○
(8)11分7秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・グッドウィン)
 ▼第4Q(出場6分34秒=2得点)
(9)12秒・左サイドから3点シュート=×
(10)1分32秒・正面からプルアップでジャンプシュート=×
(11)3分14秒・左サイドから3点シュート=×
(12)5分22秒・右ベースライン際を突破して左手でレイアップ=○

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2022年11月7日のニュース