【新体操全日本選手権】喜田純鈴、全種目1位の完全Vで2年ぶり女王返り咲き「素直に喜びたい」

[ 2022年10月28日 18:16 ]

<全日本新体操選手権大会>女子個人総合後半、リボンの演技をする喜田純(撮影・藤山 由理)
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 新体操の全日本選手権第2日は2827日、群馬県高崎市の高崎アリーナで男女個人総合の後半種目が行われ、女子は昨夏の東京五輪代表の喜田純鈴(21=エンジェルRG・カガワ日中/国士舘大)が4種目計122・950点で2年ぶり4度目の優勝を飾った。

 前日の前半種目(フープ、ボール)を終え、首位で折り返した喜田純はこの日のクラブ、リボンでも安定した演技を披露し、全4種目トップの完全V。最終種目のリボンを終えると、珍しく左手でガッツポーズした。

 「こういう大きな大会で4種目やり切れたことがうれしかったし、それが結果につながって良かった。まずは素直に喜びたい」

 昨夏の東京五輪個人総合で10位、世界選手権では8位に入った。だが、表現力や芸術性が重視されるルールに変更された今季は9月の世界選手権で予選落ちするなど不本意な結果が続いたが、世界選手権女王らが出場した先週末のイオン・カップ世界クラブ選手権で日本人過去最高となる個人総合で4位となり、今大会は2位以下に8点以上の大差をつける圧勝で国内最強を証明してみせた。

 29、30日には種目別決勝に出場する。今季の締めくくり。喜田純は「また新たな気持ちで、楽しんでやれたらと思っています」と笑みを浮かべた。

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2022年10月28日のニュース