虎党・フィギュア友野一希「負けてますね…」から一転 近畿3連覇と阪神CS勝利でW歓喜

[ 2022年10月11日 06:00 ]

フィギュアスケート・近畿選手権最終日 ( 2022年10月10日    兵庫・尼崎スポーツの森 )

友野一希(22年7月撮影)
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 男子のフリーが行われ、SP2位の友野一希(上野芝ク)が168・56点をマークし、合計238・48点で逆転優勝を果たした。これで同大会は3連覇となった。

 冒頭で4回転―2回転の連続トーループを成功。続く4回転サルコーは乱れたが、その後の4回転トーループを決めた。後半にトリプルアクセル(3回転半)のミスもありながら、69・92点に終わったSPから立て直した。

 「昨日の演技を見て、下を向いて演技をしていてつまんないなと思った。下を向くとネガティブになるし、上を向くことを意識した。昨日のミスがあったから、今日の演技につながったかなと思う」

 大阪・堺市出身の友野にとっては歓喜が重なる一日となった。幼少期からプロ野球・阪神の大ファンで根っからの虎党。最近は昔ほど熱を入れて応援できなくなったが、この日のクライマックスシリーズ(CS)1stステージ第3戦・DeNA―阪神戦も速報をチェックしていた。試合後の取材時は1―2と阪神が劣勢で「負けてますね…」と漏らしていたが、その後に逆転。結果的にCSファイナルステージ進出が決まり、自身にとっても一つの発奮材料となった。

 「(演技は)まだまだ満足できるものではない。もっともっと練習を積まないといけないし、毎シーズン、前の自分を超える気持ちでやっている。練習をひたすら頑張っていきたい」

 今季のGPシリーズは第3戦フランス大会(11月4~6日)と第5戦NHK杯(11月18~20日)にエントリー。関西から世界へと挑戦する。

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2022年10月11日のニュース