卓球日本代表が帰国 男子は2大会ぶりメダル獲得 戸上隼輔「ホッとしている」

[ 2022年10月11日 10:32 ]

中国・成都での世界選手権から帰国した卓球日本代表。前列左から早田ひな、佐藤瞳、長崎美柚(後列左から)戸上隼輔、横谷晟、及川瑞基
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 中国・成都で開催された卓球の世界選手権団体戦で4大会連続の銀メダルを獲得した女子日本代表、銅メダルの男子日本代表が11日、中国からシンガポール経由で帰国した。

 この日帰国したのは女子が佐藤瞳(24=ミキハウス)、早田ひな(22=日本生命)、長崎美柚(20=木下グループ)、男子は及川瑞基(25=木下グループ)戸上隼輔(21=明大)、横谷晟(20=愛工大)の計6選手で、伊藤美誠(21=スターツ)と木原美悠(18=エリートアカデミー)、張本智和(19=IMG)はマカオ、中国での大会出場のため、後日帰国する。

 前回18年大会で8強に終わった男子は、丹羽孝希(28=スヴェンソン)がインフルエンザのため欠場。4人での戦いを余儀なくされたが、2大会ぶりにメダルを獲得した。

 決勝トーナメント1回戦のブラジル戦で世界ランキング5位のウーゴ・カルデラノを撃破するなど、エース張本とともに大車輪の活躍を見せた戸上は「メダル獲得が目標だったので銅メダルを獲れてホッとしている。僕が勝つことでチームが勝利するきっかけになるので、たくさん格上の選手に勝てたのは良かった」と振り返り、準決勝で張本が中国から2勝したことについては「張本が中国の牙城を崩したことは僕たちの希望を持てた。自分も中国から1本取れる選手になりたいと強く思いました」と口元を引き締めた。

 横谷は1試合のみの出場にとどまったが、「1試合でもプレーできてうれしかった。いい経験を積ませてもらい、今後のモチベーションにもなった」と強調。最年長の及川は「1、2番の張本、戸上は頼もしかった。3番の自分がキーマンになると思っていたので準備して試合に臨んだ」といい、「目標のメダルが獲得できて、うれしさはある」と喜びをかみしめた。

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2022年10月11日のニュース