渋野日向子 復調気配8位! 2カ月ぶりトップ10「楽しかった」 笹生は猛追届かず

[ 2022年10月11日 04:25 ]

米女子ゴルフツアーメディヒール選手権最終日 ( 2022年10月9日    米カリフォルニア州 サティコイクラブ=6635ヤード、パー72 )

最終ラウンド、14番で第2打を終え、ピースする渋野日向子。通算10アンダーで8位
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 5打差3位から出た渋野日向子(23=サントリー)は2バーディー、1ボギーの71と伸ばしきれず、通算10アンダーの8位で終えた。トップ10入りは8月のAIG全英女子オープン以来。直近5戦で4度の予選落ちのトンネルから脱出し、アジアへと向かう。笹生優花(21=フリー)は6位から1イーグル、6バーディー、2ボギーの66をマークして通算14アンダーの2位。ジョディ・シャドフ(34=英国)が通算15アンダーでツアー初優勝した。

 最終18番を終えた渋野は、白黒のウエアでコーディネートをそろえた同組の笹生と笑顔でハグをした。逆転でのツアー2勝目はならなかったが、約2カ月ぶりのトップ10に手応えを感じた4日間。「今年の初めより前に進めていると思えた。メンタル面も全然違った気がする。今日は楽しかった」とうなずいた。

 5打差を追って出るも、4番でボギー先行。重苦しい雰囲気になりかけたが、9番パー3で第1打をグリーン右前に外しながら第2打を10センチにつけ、11番でもグリーン右前から1メートルに寄せてパーセーブ。「お~ってくらい難しいところから頑張った」と、アプローチでの粘りが終盤の2バーディーにつながった。

 同組の笹生が66をマーク。前日に相談したシャツの色で「白じゃないって怒られた」と笑いつつ、「めちゃくちゃいいプレーを間近で見られて楽しかった」と刺激をもらった。次戦の韓国での試合を経て帰国し、日本で2試合に臨む。報道陣からの「光が見えてきたか」との問いに、「そう思えるよう頑張りたい」と力強く答えた。

 ≪笹生あと1打…猛追届かず≫最後の5ホールで4バーディーを奪って猛追した笹生は、わずかに1打優勝に届かなかった。ツアー2勝目を逃したが「我慢のゴルフができた。良い勉強になった」。8番パー5で残り180ヤードを5Iで3メートルに寄せてイーグル。コース内に掲示板が少なく「トップのスコアが分からなかった」という状況で迎えた最終18番も3連続バーディーで締めた。渋野と試合で同じ組で回ったのは今年初めてで「渋野先輩と回れるのは凄く楽しい」と、笑顔で戦いを終えた。

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