浜田尚里がメダル逃す もろさ露呈し5位終戦 柔道世界選手権

[ 2022年10月11日 21:19 ]

柔道世界選手権第6日 ( 2022年10月11日    ウズベキスタン・タシケント )

浜田尚里
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 女子78キロ級で東京五輪金メダリストの浜田尚里(32=自衛隊)が、3位決定戦でウクライナ選手に敗れ、5位に終わった。18年に金メダル、19年に銀メダルを獲得している浜田は、出場3大会目で初めてメダルを逃した。大会初日からメダルを獲得してきた日本女子も、6日目で初めて逃した。

 初戦の2回戦、3回戦と得意の寝技で一本勝ちを収めた浜田だが、準々決勝で落とし穴が待っていた。相手は五輪3大会連続銅メダルの実力者、マイラ・アギアル(ブラジル)。得意の形に持ち込めず、足技の応酬に。中盤に内股を仕掛けたものの効かず、両足がそろった不利の体勢になるとあっさり返されて一本負けを喫した。

 30歳で五輪に初出場し、9人が金メダリストになった日本勢で唯一オール一本勝ち。寝技の技術を極めて大舞台で圧巻の強さを見せたが、得意の形に持ち込めないと、打開できない脆さを露呈してしまった。敗者復活戦は足技で一本を奪ったが、3位決定戦は長身の相手に足技で転がされ、開始わずか23秒で敗戦。追われる立場の金メダリストが、厳しい現実に直面した。

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2022年10月11日のニュース