大竹風美子、7人制ラグビー女子W杯へ新役職就任!?「プラスイオンリーダーでお願いします」

[ 2022年8月25日 20:23 ]

7人制ラグビー女子日本代表候補に選出され、会見で抱負を語る大竹
Photo By スポニチ

 日本ラグビー協会は25日、都内で会見を開き、7人制W杯(9月9~11日、南アフリカ)の女子日本代表候補14人を発表。左膝の大ケガにより昨夏の東京五輪出場を逃した大竹風美子(23=東京山九フェニックス)も候補に入った。明るいムードメーカーが、チームをW杯史上初の8強入りへ導く。

 サクラセブンズにプラスイオンを注入する。今夏、チームは一つのキーワードを決めた。「リンクアップ」。考案者の一人は大竹だ。「リンク」には選手同士やコーチ陣と“つながる”との意味があり、「アップ」には苦しい状況でも“顔を上げて前を向く”という思いが込められている。「チームに(思いが)伝染していくような鼓舞する言葉にしたかった」と大竹。今では選手たちの合言葉として浸透している。

 W杯には“選手兼プラスイオンリーダー”として挑む。前回18年大会(サンフランシスコ)では、チームから「ポジティブリーダー」という役職を与えられた。仕事内容は「みんなを笑顔にする、チームを明るくする」だった。今でもチームを笑顔にする明るい姿は変わらない。「自分が(ケガで)1年間、代表から離れていたからこそ伝えられること、感じることをプレーにも出したいし、話していきたい。もっと(チームにとって)プラスのイオンを出していけるような選手になりたい」。会見では新たな役職名を問われると「プラスイオンリーダーでお願いします」と笑った。

 W杯の舞台は自身のルーツでもある。いつも熱心に応援してくれる父・エディーさんはナイジェリア出身。「アフリカに行くとなったら初めて。ワクワクしている。お父さんからは『アフリカの大地でアフリカの風を感じて頑張ってこい!』と言われた」。チームが掲げる目標は史上初の8強入り。大竹は名前にある「風」のようにグラウンドを縦横無尽に駆け回る。

続きを表示

2022年8月25日のニュース