豊昇龍“ハイテク稽古”スマホで研究「すぐ見て悪いところを直していける」

[ 2022年8月19日 05:30 ]

出稽古に訪れた阿武咲(右)と申し合い稽古を行った豊昇龍(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 大相撲の立浪部屋が18日、秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)へ向けた稽古を報道陣に公開した。15日から26日までが出稽古期間となっており、小結・豊昇龍(23)は訪れた高安(32=田子ノ浦部屋)、阿武咲(26=阿武松部屋)らと申し合い稽古で21番取って13勝8敗だった。

 稽古場の上がり座敷にはモニターが設置された。スマートフォンで撮影した映像が約15秒遅れで再生されるようになっており「(相撲を)取った後すぐ見て悪いところを直していける」と、自分の動きをその場でチェックして次に生かす。柏日体高(現日体大柏)1年時の恩師である永井明慶氏に薦められて取り入れた。このシステムは永井氏が指導する柏相撲少年団のほか、日体大や早大でも導入されているが、プロの世界では極めて珍しい。研究熱心な23歳は、最新テクノロジーを駆使して相撲を磨いていく。(前川 晋作)

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2022年8月19日のニュース