パリ争いのヤマ場 阿部一二三 世界選手権は「勝ちきることを優先」

[ 2022年8月19日 05:30 ]

10月の世界選手権に向けて心境などを語る阿部一二三
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 柔道の世界選手権(10月、タシケント)日本代表に選ばれているパーク24所属選手が18日、都内で取材に応じ、東京五輪男子66キロ級金メダリストの阿部一二三は「今回の世界選手権は大きい。ここで勝つか負けるかは大きい」と24年パリ五輪代表争いのヤマ場になるとの見立てを示した。

 代表には東京五輪代表を争った宿敵・丸山城志郎(ミキハウス)も選ばれており通算10度目の直接対決が実現する可能性がある。阿部が勝てば4連勝となりパリに向けて大きなアドバンテージとなる。7月の復帰戦は快勝。金メダリストの風格が漂う25歳は「オール一本への気持ちはあるが勝ちきることを優先したい」と勝負に徹する考えだ。 (阿部 令)

 《高藤絶好調宣言》通算4度目の大会制覇を目指す男子60キロ級の高藤は調整が順調で、「状態は上がり、東京五輪に近い状態」と絶好調宣言。31歳で迎えるパリ五輪へ向け、「東京五輪は(代表選考投票で)反対票が入ったので気持ち良くなかった。次こそはという気持ち」と満票での代表選出へアピールする。17年以来の世界一を目指す同73キロ級の橋本も「試合モードになってきた。もう一段階ギアを上げて調整していきたい」と話した。

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2022年8月19日のニュース