ラグビー日本代表候補「ジャパン・フィフティーン」 10月にオーストラリアA代表と強化試合

[ 2022年8月19日 13:23 ]

藤井雄一郎氏
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 日本ラグビー協会は19日、日本代表の強化を目的としたセカンドシニアチーム「ジャパン・フィフティーン」が10月にオーストラリアA代表と強化試合を行うと発表した。同戦は08年以来で、過去4戦全敗。今回はキャップ非対象として3試合実施し、10月1日に東京・秩父宮ラグビー場、同8日に福岡・ベスト電器スタジアム、14日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムで戦う。

 来秋に迫ったW杯フランス大会に向け、強化を続ける日本代表。今夏の活動では、代表本隊とは別に代表予備軍となる「ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)」との2チーム制で選手層の拡大を進めてきた。ジャパン・フィフティーンは日本代表候補メンバーの中から構成され、日本代表コーチ陣が指揮を執る。

 選出された若手選手にとっては貴重な機会で、今秋に控えるニュージーランド、イングランド、フランスとのテストマッチに向けたアピールの場にもなる。代表の強化を担当する藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは協会を通じ「スーパーラグビーへの参戦がなくなった今、強豪国のトップクラスのメンバーと試合ができるということは、選手達にとって、特に若い選手にとってこの3試合は非常に貴重な経験になります」とコメント。ケガなどで今夏は選考外だったメンバーも含め「試合から離れていた選手にとってはハイレベルのインテンシティの感覚を取り戻すこと、若い選手にとってはハイプレッシャーの中でのパフォーマンスと正確な判断の向上、そしてワールドカップメンバー選考にどこまでアピールできるか。色々なチャレンジの中から、オールブラックス、イングランド、フランス戦へつなげていければと思っています」と見据えた。

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2022年8月19日のニュース