女子ラグビー　ウクライナ選手ナタリア・コザチュク　静岡のアザレア・セブンに合流

コザチュク（左）はアザレア・セブンのメンバーの歓迎を受けて笑顔。
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　ウクライナ人で、静岡県袋井市のエコパを拠点に置く7人制女子ラグビーチームのアザレア・セブンに加入したナタリア・コザチュク（24）が19日、新天地に合流した。

　コザチュクは、同国西部のリヴィウ出身。7人制ラグビーの同国代表プロップとして活躍する一方、ラグビースクールのコーチを務めていたが「（ロシアの侵攻による）恐怖から離れてプレーを続けたい」とアザレア・セブン入りを希望。13日に避難先のポーランドから来日した。

　代表のチームメートも大半が母国を離れているというが、連絡は取り合っている。「プレーを通してウクライナの人に力や希望を与えられたらと思いますし、ウクライナの現状をより多くの方に知ってもらえれば」と使命感を示し「温かく迎えてもらってうれしい」と新チームメートの歓迎に感謝。「持ち味のコンタクトプレーなどで貢献できれば」と意気込んだ。

　◇ナタリア・コザチュク　1997年9月7日生まれ、ウクライナ・リヴィウ出身の24歳。10歳でアイスホッケー、17歳で7人制ラグビーを始め、両競技でウクライナ代表。愛称「ナタ」。身長1メートル71。