石川佳純は2回戦で姿消す…伊藤美誠に2―4で敗戦「甘くなったところを狙われた」

[ 2022年8月13日 16:31 ]

<nojima cup2022>女子2回戦、伊藤(左)とラリーする石川(撮影・島崎忠彦)
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 卓球Tリーグのノジマ・カップ第1日は13日、神奈川県平塚市のトッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われ、女子2回戦では伊藤美誠(スターツ)と石川佳純(全農)の東京五輪団体銀メンバー同士の激突が実現。石川は2―4で敗れ、2回戦で姿を消した。

 伊藤との対戦は今年3月のライオンカップ・トップ32の5、6位決定戦以来だが、その時は第1ゲーム終了後、石川が棄権しており、伊藤いわく「しっかり戦うのは昨年の全日本ぶり」で1年7カ月ぶり。その時には石川が4―3で逆転勝ちし、5年ぶりの優勝を飾っていた。

 1年石川は1回戦で南波侑里香(名古屋)を下し、今年1月の全日本選手権を制した伊藤は第1シードで2回戦から登場。第1ゲームは石川が11―5で先取したが、第4ゲームを終えて2―2のタイ。勝敗を分けたのは第5ゲーム9―9の場面だった。サーブ権を持つ伊藤に2連続得点を許し、このゲームを失うと続く第6ゲームも伊藤に奪われた。

 石川は「立ち上がりに伊藤選手のバックを攻めて先手を取れたけど、いつまでもそれが通用する相手ではない。途中で変えようと思ったけど、そこでミスが出てしまった。コースが厳しく、返球が甘くなったところを狙われた」試合を振り返った。

 世界ランキング9位で国内では伊藤に次ぐ高い位置にいる石川だが、今大会は全日本選手権や昨季のTリーグ勝利数などでシード順が決められたため、ノーシード。2回戦敗退という結果に終わった石川は「第1シードの内の組みに入るのは20年ぶりぐらい」と苦笑い。今大会は24年パリ五輪の選考ポイント対象の大会だが、「私自身はあまり点数は考えていない。でも、世界選手権は出たい」と話し、9月3日に福岡で開催される「全農カップ・トップ32」に気持ちを切り替えていた。

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