9歳Tリーガー松島美空は初戦敗退「勝ち負けよりも良い経験できた」

[ 2022年8月13日 11:44 ]

劣勢が続き肩を落とす松島(撮影・島崎忠彦)
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 卓球Tリーグのノジマ・カップ第1日は13日、神奈川県平塚市のトッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われ、史上最年少9歳でTリーグ参戦する松島美空(京都カグヤライズ)は女子1回戦で加藤美優(九州アスティーダ)に0―4で敗れた。

 全日本選手権カブ(小学4年以下)を2連覇している松島は14歳年上の加藤に果敢に挑み、第2ゲームには1―4とリードされた場面から5連続得点で一時、逆転するなど見せ場もつくった。それでも結果的には完敗。「とても強かったです。Tリーグの選手は全然違うし、バックハンドとかコースもミドルを狙ってくるとか凄かったです」と振り返った。

 初のシニアとの公式試合。「ちょっと緊張はしたけど、自分の方が弱いので向かっていく気持ちでした」という松島だが、前日に加藤との対戦が決まると、しゃがみ込みサーブ対策をしてきたという。ただ、加藤が第3ゲーム以降は横回転に加えて下回転を織り交ぜてきたことで対応しきれなかった。

 「すごいボールが来すぎて…勝ち負けよりも、良い経験になったと思います」

 試合後は、この日から東京体育館で行われている全国ホープス卓球大会に出場するために移動。「ホープスは2コ上とかが相手なので団体戦のエースとして全部勝って優勝したい」と力強く宣言した。

 ノジマ・カップは男子16、女子24選手が出場し、シングルスのトーナメント方式で争われるTリーグ初の個人戦で、24年パリ五輪の選考ポイント付与対象大会になっている。

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