勝みなみも全英から帰国時にロストバッゲージ被害「ゴルフ道具は何とか間に合いました」

[ 2022年8月11日 16:23 ]

プロアマ戦に出場した勝みなみ
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 女子ゴルフツアーのNEC軽井沢72は12日、軽井沢72北C(6679ヤード、パー72)で開幕する。「全英女子オープン」帰りの勝みなみ(23=明治安田生命)がプロアマ戦後にウェブ取材に応じた。前々週から日→英→日の強行軍にも「疲れはないです」と笑顔いっぱい。帰国時には欧州で多発している「ロストバッゲージ」被害に見舞われながらも元気な姿をみせた。

 勝も壮絶なトラブルに見舞われていた。AIG全英女子オープン出場後、9日朝着の航空機で帰国も預けたゴルフ道具、スーツケースが3個が全てロストバッゲージ。後に4個中3つが経由地のパリにあることが判明したが、それも届いたのは10日以降。スーツケースは軽井沢のホテルに、ゴルフ道具はコースに直接届けてもらい「何とかプロアマ戦に間に合いました」というドタバタぶりだ。

 もちろんロストバッゲージは論外だが、全英は貴重な経験の宝庫でもあった。名門リンクスのミュアフィールドで味わった風は過去に経験のない強さ。曲げたくない、バンカーにつかまりたくないと思えば思うほどスイングが小さくなり、余計に曲がる悪循環にはまった。「私はおどおどしてしまった。高い球、低い球を打ち分けられるようになればもっとゴルフのステージが上がる」と新たな課題も見つかった。

 結果、予選落ちに終わった全英だったが、2日目も後半13番からはボギーなし。「どう打ってたっけ?というのが最後の5ホールは感覚を取り戻して帰って来た」と話す。12番で痛恨のダブルパーを叩いたが、開き直った13番で強く振ることを意識したら再び曲がらなくなり、好調時の感触を取り戻した。

 その流れに乗って今週、軽井沢の舞台に立つ。「バーディーを狙いたいコース。グリーンは止まるのでピンをデッドに攻めたい。一方で守るところは守って1つでも上位に食い込めたら」と意気込む。国内では史上初となる4日間ノーボギー優勝した楽天スーパー・レディースからの「ノーボギー」継続も期待される。  

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2022年8月11日のニュース