シロカジキ釣り上げた原英莉花 9位発進「きょうは3匹くらい普通の魚が釣れました」

[ 2022年7月21日 18:17 ]

12番、第2打を放つ原(撮影・会津 智海)
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 女子ゴルフの大東建託・いい部屋ネット・レディース(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)は21日、北海道札幌市の滝のCC(6560ヤード、パー72)で開幕し、第1ラウンドを行った。

 今季ツアー未勝利の原英莉花(23=NIPPON EXPRESSホールディングス)が7バーディー、3ボギーの68をマークし、首位とは2打差の4アンダー、9位の好スタートを切った。

 「きょうは3匹くらい普通の魚が釣れたかなって感じです。大物はこれから」

 試合のなかった先週、気分転換に出掛けた地元神奈川沖での船釣りで希少種のシロカジキ90キロを見事、釣り上げた。プロ転向2年目の2019年から毎年勝ち星を積み重ねてきた原が今季はここまでほけんの窓口レディースの5位が最高。持病の腰痛の影響もあってポイントランキングでもシード圏外の64位と苦しんでいたが、人生最大の大物を釣り上げたことが原の中では吉兆に。6番パー3(145ヤード)で「カップ6個分曲がるメッチャ難しいラインでした」という下り3メートルのバーディーパットを沈め、さらに気を良くした。

 先週のオープンウイークには師匠・尾崎将司(75)の元を訪ね「あとは頭の中だけ。ミスはするものだぞ」との助言をもらった。ミスを恐れずに常に戦う気持ちを持つ、本人いわく「なよらない」姿勢が初日参加戦中最多の7バーディーにつながった。
 今大会はプロキャディーを帯同せず、アルバイトを起用。全てを自分でこなすプロ入り後2度目の体験も「思考がすっきりして悔いなくできてます」と原のゴルフに新味をもたらしている。

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2022年7月21日のニュース