ブロンドの小さな巨人・デクラークが入団会見「世界のベストチームになる」ラグビーリーグワン横浜

[ 2022年7月21日 14:17 ]

横浜の入団会見に臨んだファフ・デクラーク
Photo By スポニチ

 ラグビーリーグワンの横浜(旧キヤノン)は21日、横浜市の日産スタジアムで南アフリカ代表SHのファフ・デクラーク(30)の入団会見を行った。デクラークは19年W杯日本大会の優勝メンバーで、23年W杯フランス大会で2連覇を目指す同代表で現在も主力を張る世界最高のSH。冒頭のあいさつで「コンニチハ」と日本語で切り出したブロンドの小さな巨人は、「(W杯決勝が行われた)スタジアムに戻ってこられてうれしい。このチームでトロフィーを勝ち取っていきたい」と抱負を述べた。

 南アフリカ出身のデクラークは、14年にスーパーラグビーのライオンズでデビュー。17年からは英プレミアシップのセールシャークスでプレーし、新天地として日本でのプレーを選んだ。数あるリーグワンのチームから横浜を選んだ理由を問われると、「めまぐるしい成長を遂げており、(南ア代表で同僚のCTB)クリエルからもいい話を聞いていた。横浜という街も気に入っている」と、思い出の地への愛着などを語った。

 横浜は創設1年目のリーグワンで6位。終盤に上位4チームによるプレーオフ争いから脱落した。悲願のトップ4入りへ沢木敬介監督も「まだ(チームの)歴史は浅く、ウイニングカルチャーを作らないといけない。デクラークはチームのロールモデルになってくれる選手。盛り上げてほしい」と期待。デクラーク本人も「世界でもベストのチームになりたい。選手、コーチ、スタッフが一丸となれば達成できる。トライもたくさん取りたい」と宣言した。

 横浜の永友洋司GMによれば、詳細は非公表ながら、複数年契約の見込み。今後はいったん南アフリカへ帰国し、ラグビーチャンピオンシップや秋のテストマッチでの代表活動を終えた後、再来日する予定となっている。

続きを表示

2022年7月21日のニュース