比嘉一貴 憧れのセントアンドリュース第1打はまさかの…「17番で目の前の壁に当てちゃいました」

[ 2022年7月13日 23:34 ]

12番、笑顔を見せる(左から)比嘉、金谷、松山、桂川(撮影・西尾 大助)
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 第150回の全英オープンは14日、開幕する。比嘉一貴(27=フリー)が憧れのセントアンドリュースで放った「衝撃の一打」を明かした。現地入りし、コースチェックに訪れた9日、比嘉はティーショットが右に建つ「ホテル越え」となる名物ホールの17番で「どうしても打ちたくなって」と、ほぼ練習もしないまま5Wを握った。悲劇はその直後に起きてしまった。

 「激トップした」という打球はホテルに隣接する建物の壁を直撃。見守っていたギャラリーからは一斉に「オウッ」との声が漏れたという。比嘉は「あこがれの地での第1打が…。目の前の壁に当てちゃいました。もう5Wは握らないです(笑い)。ドライバーでティーも高めにします。ちょうどギャラリーの方の写真対応、サイン対応の後だったんですよね。気まずさが何倍にもなって…」と恥ずかしそうに振り返った。

 もちろん、それも今となっては良き思い出の1つ。この日の練習ラウンドでは1Wを握り鮮やかにホテル越えする完璧なショットを放った。「実際はホテルは関係ないんす。ただそれを分かっていてしっかり右に打てるか。横風が強いので。きょうはちゃんと戻ってきていいところに行ったのでそれを信じて打てるか。壁に当てた経験が吹っ切れればいいです」と笑った。

 いよいよ憧れの地での全英オープンが開幕する。この日は東北福祉大の先輩でもある松山らとイン9ホールの練習ラウンドで開幕に備えた。比嘉は「目標はダボ以上を打たないこと。練習ラウンドでもなかなかバーディー取れないですけど、きょうは松山さんもノーバーディーだったので自信になりました」と笑顔で話していた。  

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2022年7月13日のニュース