陸上長距離王者・ファラー 幼少期人身売買被害に遭い不法入国していた

[ 2022年7月13日 05:05 ]

 陸上男子5000メートルと1万メートルで12年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪2冠のモハメド・ファラー(39=英国)が、少年時代に人身売買の被害に遭って不法入国した過去を明かした。

 英BBC放送(電子版)が11日に報じた。1983年にソマリアで生まれ、9歳の頃に隣国ジブチから見知らぬ女性に連れられて渡英。本名ではない現在の名前を使った偽造旅券で入国し、12歳まで学校に通えず働いた。10代半ばから陸上で頭角を現して英国籍を取得し、五輪での功績によりナイト爵位を授与されたファラーは「走れたことで救われた」と語った。

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2022年7月13日のニュース