十両2場所目・栃丸「攻める気持ちを持っていたから残せた」辛抱勝ちで2勝2敗に

大相撲名古屋場所4日目 （ 2022年7月13日    愛知・ドルフィンズアリーナ ）

＜大相撲名古屋場所4日目＞美ノ海（手前）を送り出す栃丸（撮影・亀井　直樹）
Photo By スポニチ

　十両2場所目の栃丸（29＝春日野部屋）が美ノ海（29＝木瀬部屋）を送り出して2勝目を挙げた。

　相手得意の左前ミツを与えないように回転の良い突っ張りを繰り出すと、逆に突っ張られて土俵際まで押し込まれたが最後まで諦めなかった。「攻める気持ちをしっかり持っていたからこそ残せて前に出られた」となんとか押し返し、タイミングの良い左からのいなしで逆転につなげた。

　自分の相撲が取りきれずに2日目から連敗していたが、辛抱しての勝利で流れを変えるきっかけに。「絶好調というわけではないので、今できることを精いっぱいやっていこうと思います」。真価が問われる関取2場所目、星を五分に戻してここから勝ち越しを目指していく。