森ひかる 8位も持ち越し点で代表圏内に「落ち着いてはいたけど…」

[ 2022年6月19日 04:30 ]

女子決勝、転倒し競技を終える森(撮影・会津 智海)
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 トランポリンの世界選手権代表最終選考会最終日は18日、東京体育館で決勝が行われ、男女各5人の代表が決まった。女子は昨夏の東京五輪代表の森ひかる(22=TOKIOインカラミ)が8位に終わったものの、5月の1次選考会からの持ち越し点で代表圏内に入った。既に内定していた宇山芽紅(26=スポーツクラブ テン・フォーティー)が1位。男子は井関駿太(19=星稜ク)が1位となり、初代表に選ばれた。

 予選を1位で通過した森が決勝でまさかの8位に沈んだ。2つ目の技の着地が中央から大きく外れ、何とか修正を試みたものの、最後まで演技を続けることができず。「落ち着いてはいたけど、乱れを立て直し切れなかった」と唇をかんだ。

 東京五輪予選敗退の失意から一時、競技を離れたが、金沢学院大卒業後の4月からTOKIOインカラミと所属契約を結び、新たなな環境で再スタートを切った。「前回よりは良い練習はできているけど、今は一本一本の技が60%くらい」という状態で、ミスをカバーしきれなかった。それでも世界切符は確保。「今までとは違う新しい自分を見せたい。もう一度、世界一を獲りにいく気持ちでやる」と本番での巻き返しを誓った。

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2022年6月19日のニュース