東京五輪男子団体主将の萱和磨は代表入り逃す「うまくいかねえなぁって…」

[ 2022年6月19日 15:58 ]

体操男子の萱和磨
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 体操の世界選手権(10~11月、英リバプール)代表選考を兼ねた全日本種目別選手権最終日は19日、東京体育館で決勝が行われ、昨夏の東京五輪あん馬の銅メダリストで銀メダルを獲得した男子団体の主将を務めた萱和磨(25=セントラルスポーツ)は床運動が7位、あん馬は8位に終わり、代表入りを逃した。

 先月のNHK杯で上位3人に入れば、代表が内定していたが、あと一歩届かず4位。代表に内定した橋本大輝ら3人と5人で団体総合のチームを組んだ場合に貢献度が高い選手を選ぶ今大会に向け、あん馬のDスコア(難度点)6・4点から6・6点の構成に変更したが、18日の予選に続いて決勝でも落下があり、得点を伸ばせなかった。「うまくいかねえなぁって落ちた瞬間に思いました。構成を変えて難度を上げて…1カ月では時間が足りなかった。やるしかなかったので選択としては間違っていなかったけど、仕上げきれなかった」と自己分析した。

 悔しさは拭い切れなかったが、一方で「変えたことで先は見えてきた」ともいう。目標は24年パリ五輪。リオ五輪から東京五輪までは思い通りに進んできたこともあり、「たまには、こういうドン底を経験することも必要」とプラスに捉え、「悔しさは決して忘れない。そして必ず乗り越える。この1年は完成度を高める1年にしたい。早く練習がしたい」と前を向いた。

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2022年6月19日のニュース