西村が首位タイ浮上　今季初Vでエビアン選手権＆全英女子ＯＰ切符獲得への弾みに

女子ゴルフツアー　ニチレイ・レディース第2日 （ 2022年6月18日    千葉県　袖ケ浦CC新袖C＝6563ヤード、パー72 ）

7番、ティーショットを放ち笑顔を見せる西村優菜（撮影・西尾　大助）
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　1打差2位から出た西村優菜（21＝スターツ）が4バーディー、ボギーなしの68で回り、森田遥（25＝新英ホールディングス）、佐藤心結（みゆ、18＝ニトリ）とともに通算11アンダーの首位に並んだ。昨年9月以来のツアー通算5勝目をつかみ、エビアン選手権（7月21～24日、フランス）、AIG全英女子オープン（8月4～7日、英国）の両メジャー挑戦権獲得への弾みとする。

　最終18番、3メートルのバーディーパットは得意のフックラインにつけた。西村は「しっかり決めて上がりたい」と強く思った。同組の佐藤が通算11アンダーとするイーグルを決めた直後のこと。カップ右縁からねじ込み、首位に名を連ねてみせた。

　「苦しい時間もあったけど、うまく耐えていい流れをつくれた。目標にしていた60台をクリアできて良かった」

　これで2日間ボギーなし。計36ホール中12度パーオンを逃しながらも、スコアを落とさなかった。それは、ピンチでも冷静に状況判断をできているから。2週前に出場した全米女子オープンで、優勝したミンジ・リー（オーストラリア）が淡々とプレーする姿が印象に残った。「そうやってプレーしなきゃいけないと。まだまだだけどうまく自分をコントロールできるようになってきた」と語る。

　現在の世界ランクは49位。全英は今月27日、エビアンは同28日時点での世界ランク50位以内を維持すれば出場権を得られる。今年の目標に掲げたのがメジャー挑戦。今季初勝利を手にすれば、その切符獲得に向けても大きな前進となる。