アマの馬場咲希が日本勢唯一アンダーパー70マーク 全米女子OP第3日

[ 2022年6月5日 13:08 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第3日 ( 2022年6月4日    ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71 )

第3ラウンド、1番でアプローチショットを放つアマチュアの馬場咲希
Photo By 共同

 アマチュアの馬場咲希(17=日本ウェルネス高2年)が日本勢でただ1人のアンダーパーとなる4バーディー、3ボギーの70で回り、59位から通算2オーバーの31位に順位を上げた。73で回った小祝さくら(24=ニトリ)が通算1オーバーで日本勢最上位の24位。67をマークしたミンジ・リー(26=オーストラリア)が単独首位に立った。

 今も「1年で4ミリくらい」伸びているという1メートル75の長身から放たれるティーショットに将来性を感じさせる。日本人アマで8年ぶりに予選を突破した馬場が、日本勢唯一のアンダーパーをマークした。

 1番パー5で第2打をグリーン手前まで運びバーディー発進。16番パー3では20ヤードをウエッジで沈めてチップインバーディーだ。「3日間で1番ショットが良くてバーディーチャンスについた。チップインも決められて凄くハッピーでした」と初々しくはにかんだ。

 同組のパグダンガナン(フィリピン)は今季ツアー3位の飛ばし屋。「世界だなって思った」と実感を込めたが、この日の平均飛距離では272・7ヤードを記録して上回った。練習場では海外選手を観察。「フィニッシュで抑えている感じ。体で振っている」。その意識を取り入れ、ショット精度が上がったことも好スコアの要因だ。

 身長1メートル78の東京五輪金メダリスト、ネリー・コルダ(米国)に憧れる17歳。最終予選会を突破し、世界最高峰の舞台への出場権をつかんだ。「将来ここで戦いたいと思った」と1日1日が貴重な経験となっている。「凄く楽しい。もう、帰りたくないないなって」と笑う。最後の18ホールに、その思いをぶつける。

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2022年6月5日のニュース