双子プロ・岩井千怜 2日目ベストスコア67で2差2位浮上「皆さんに喜んでもらえるようなプレーを」

[ 2022年6月5日 04:30 ]

女子ゴルフツアーリシャール・ミル・ヨネックス・レディース 第2日・ ( 2022年6月4日    新潟県ヨネックスCC=6475ヤード、パー72 )

17番、笑顔を見せる岩井千怜(撮影・西尾 大助)
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 双子の岩井姉妹の妹・千怜(ちさと、19=Honda)が5バーディーを奪って2日目のベストスコアとなる67で通算4アンダーとし、32位から首位に2打差の2位まで浮上した。昨季賞金女王の稲見萌寧(22=Rakuten)が69で通算6アンダーまで伸ばし、首位を守った。

 ツアー2年目の岩井千にとり、67はツアー11試合目での自己ベスト。「スタートから夢中で集中できたことが、自分のプレーを引き出してくれました」と素直に喜んだ。1番で1メートルにつけバーディー発進し、最後も15番で1メートルを沈め「100ヤード以内のアプローチが寄ってくれ、マネジメントも良かった」とボギーなしのおまけ付きだ。

 埼玉栄高時代から注目され、昨年6月のプロテストに一発合格。姉・明愛(あきえ)とそろっての双子プロの誕生が話題を呼んだ。直後のステップアップツアーには姉妹が共に優勝し、オフには女子ゴルフでは珍しいHondaと所属契約も結んでいる。

 ところが秋のツアー予選会で90位に終わり、前半戦の出場は年間8試合までの主催者推薦とマンデー予選通過に限られる。ここまで6試合に出場し、パナソニック・オープンの26位が最高。主催者推薦が使えるのは今大会を含めて2試合しかなく、リランキングとなる7月末までに好成績を残さないと後半戦の出場も難しい。「心の中で上位に行きたいという気持ちは強いけど焦りは禁物」とまさに背水の陣でもある。

 最終日最終組は初めて。用具契約を結ぶヨネックス主催大会で、姉の明愛も首位と6打差の13位にいる。「優勝は意識せず自分のやることをやるだけ。皆さんに喜んでもらえるようなプレーをしたい」とホステスプロとしての結果を狙っている。

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2022年6月5日のニュース