昨季選手権4強の京産大 今季公式戦初戦で逆転勝利 ラウシー・アサエリ豪快トライ

[ 2022年6月5日 18:18 ]

関西大学春季トーナメント2回戦   京産大33―22関学大 ( 2022年6月5日    神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 )

トライを目指して相手のタックルをかわす京産大のラウシー・アサエリ(中央)
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 ラグビーの関西大学春季トーナメントは5日、兵庫県神戸市の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場などで2回戦2試合を行った。昨年度の関西大学リーグ王者で大学選手権ベスト4の京産大は同リーグ8位の関学大を33―22で下し、今年度の公式戦初戦を勝利で飾った。

 「スコア関係なく春に取り組んできたことをしっかり出してほしいと選手には伝えてました。苦しいゲームでしたけど最後はよく勝ちきってくれたと思います。これからです」

 就任2年目の広瀬佳司監督(49)がこう振り返るように試合中盤では苦しい戦いが続いた。前半7分に先制トライを許すとずっと追う展開。京産大がこの日初めてリードを奪ったのは後半も14分を過ぎてからだった。

 試合開始直後から敵陣深くに攻め込みはしたが、10分までに3度、立て続けにラインアウトでミスが出て相手ボールに。新チーム結成以来、取り組んできたセットプレーでは課題を残した。

 途中まで劣勢に立たされたチームに活力を与えていたのはラウシー・アサエリ(4年)、ポレオ・テビタ(3年)、フナキ・ソロモネ(2年)、ポルテレ・シオネ(1年)のトンガ人留学生4人。

 特に最上級生となった1メートル90、113キロのロック、ラウシー・アサエリは前半38分過ぎ、相手守備陣を強引にこじ開けてトライを奪うなど「中心選手としてリーダーシップを発揮してほしい」という広瀬監督の期待に応えた。

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2022年6月5日のニュース