七種競技・ヘンプヒル恵が涙のV「長かったんで…」20年に大ケガ負った日本選手権で5年ぶり4度目V

[ 2022年6月5日 16:33 ]

陸上・日本選手権混成競技最終日 ( 2022年6月5日    秋田県営陸上競技場 )

ヘンプヒル恵
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 女子七種競技の2日目が行われ、ヘンプヒル恵(アトレ)が5872点をマークし、5年ぶり4度目となる優勝を果たした。

 初日に3432点を出し、トップで迎えた2日目。走り幅跳びで全体2位の5メートル81、やり投げで全体5位の44メートル33をマークして首位のまま最終種目の800メートルを迎える。第2組に出場し、2分14秒68と全体1位のタイムでフィニッシュ。表彰式で支えてくれた人たちへの思いを問われると、自然と涙が流れた。

 「長かったんで…。うれしいです。サポートしてくれたおかげで、ここまで戻ってこられた。ありがとうございました」

 ヘンプヒルは20年9月の日本選手権でやり投げの際に右膝を負傷。前十字靱帯断裂という大ケガを負い、長期離脱を強いられた。その後の厳しい時期を乗り越え、今年4~5月の木南記念で優勝。かつて苦い思いを味わった日本選手権も制した。

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2022年6月5日のニュース