関西大学ラグビー・昨季リーグ8位の関学大 王者京産大に中盤までリードを奪う善戦も逆転負け

[ 2022年6月5日 18:53 ]

相手守備陣を引きずってボールキャリーする関学大期待のルーキー中俊一朗
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 ラグビーの関西大学春季トーナメントは5日、兵庫県神戸市の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場などで2回戦2試合を行った。昨年度の関西大学リーグ8位の関学大は昨年度の関西王者で大学選手権ベスト4の京産大に22―33で逆転負け。試合中盤までリードを奪う奮闘を見せたが、最後は選手層の厚さで勝る京産大に力負けした。

 「目標の関西制覇にはまだまだですが、この負けをしっかり受け止めてもっともっと成長していけたらと思っています」
 就任3年目の小樋山樹監督(32)は試合後、悔し涙を流す選手を見て手応えを感じたようだ。

 昨季は関西大学リーグ最下位に沈んだ。上位浮上を目指して戦う今季のチームスローガンは「BOND」。過去2年、コロナ禍によって失われたチームの一体感や絆を取り戻そうという思いが込められている。

 今季のチームはコロナ前と同じ2月に全体練習を開始。プランに近い形で基礎からチーム強化を進めてきた。この日の京産大戦では昨年度の花園で日本一に輝いた大阪・東海大大阪仰星高のWTB中俊一朗が前半7分過ぎに右中間に先制トライを決めるなど期待の新戦力も結果を出した。昨年度のリーグ戦で8位から2位に躍進した近大のような台風の目になるかもしれない。

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2022年6月5日のニュース