シフィオンテク 2年ぶり2度目の優勝 ビーナスに並ぶ最長タイ35連勝

[ 2022年6月5日 04:30 ]

全仏オープン第14日 ( 2022年6月4日    パリ・ローランギャロス )

女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たし、トロフィーを掲げて喜ぶイガ・シフィオンテク=パリ(ロイター)

 女子シングルス決勝で第1シードの21歳イガ・シフィオンテク(ポーランド)が第18シードの18歳コリ・ガウフ(米国)に6―1、6―3でストレート勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を決めた。優勝賞金220万ユーロ(約3億1000万円)を獲得。ガウフは4大大会初制覇を逃した。3日の男子シングルス準決勝では第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第8シードのカスパー・ルード(ノルウェー)が5日の決勝に進んだ。

 名実共に第一人者となったことを印象づけた。シフィオンテクは今年3月の女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)の現役引退以降に世界ランキング1位に就き、その後初めて迎えた4大大会でも頂点に立った。

 「2年前の優勝は全く予想していなかったが、今回は努力し、ここに来るために必要なことを全てやったと思う。タフだったし、重圧は大きかった」

 2月下旬からツアー5大会連続優勝と快進撃が始まった。「これまでやってきたことが通用するか」と捉えた今大会。機敏な動きと正確なショットで順当に勝ち進み、有力選手が早々と敗れる中で安定感は際立った。

 5月31日に21歳になったばかり。試合前にレッド・ツェッペリンなどのハードロックで気持ちを盛り上げ、試合がない日はベルサイユ宮殿観光でリフレッシュ。連勝は2000年以降、V・ウィリアムズ(米国)と並ぶ最長の「35」に伸ばした。

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2022年6月5日のニュース