東大生力士・須山に「朝起きてからまわし締めるまでが稽古」師匠・木瀬親方の教え

[ 2022年5月10日 11:54 ]

大相撲夏場所3日目 ( 2022年5月10日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所3日目>前相撲で山田海と対戦した須山(中)(撮影・西海健太郎)
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 史上初の東大出身力士・須山が前相撲デビューを快勝で飾り、師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)が報道陣の電話取材に応じた。

 部屋での生活を始めてから約1カ月、「朝起きて歯を磨いてまわしを締めるまでが稽古だから」と毎日教え込んできた。初めての集団生活で分からないことが多い弟子を思い、まずは力士としての生活に慣れることを第一に考えて指導しているという。「掃除とかあいさつの仕方とか年下に注意されることもあるけど、どういうふうに我慢していけるか」と見守っていく。

 既に部屋では序二段や三段目の力士と申し合い稽古を行っており「腕力だけなら三段目中堅ぐらいの力ある」と評価。ただ「相手によっては序二段にも負ける」と、体ができあがっていないため押し相撲には弱いことも指摘した。

 東大出身力士として注目を集めることについては「うれしいことですよね。よく(角界に)飛び込んできてくれたなと思う」と歓迎。須山は幕下を現実的な目標として掲げており、「幕下まで早く上がってほしい」と師匠として期待を込めた。

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