東京パラ陸上4冠のマルセル・フグ “スポーツ界のアカデミー賞”を受賞「誇りに思います」

[ 2022年4月25日 20:33 ]

ローレウス世界スポーツ賞2022年間最優秀障がい者選手賞に選ばれたマルセル・フグ
Photo By 提供写真

 世界40カ国以上でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいる「ローレウス」(本部=英ロンドン)は24日(日本時間25日)、ローレウス世界スポーツ賞2022の全13部門の受賞者を発表した。年間最優秀障がい者選手賞には、昨夏の東京パラリンピック陸上男子(車いす)で4冠を達成したマルセル・フグ(36=スイス)が2度目の受賞。年間最優秀男子賞は、自身初のF1世界チャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペン(オランダ)が選ばれた。

 フグは昨夏の東京パラ陸上(車いす)で、800メートル、1500メートル、5000メートルに加え、マラソンでも金メダルを獲得。1500メートルでは世界記録、5000メートルではパラリンピック記録を樹立するなど圧巻のパフォーマンスだった。

 フグは今回の受賞に「どのように言葉にしていいか分からないですが、とにかく感謝を伝えたいです。この賞を受賞できたことはとても光栄なことで、私を選んでくださったローレウス・アカデミーの皆様に感謝申し上げます」と喜びのコメント。「今回の受賞はとてもうれしく、誇りに思います。ありがとうございました」と謝意を伝えた。

 ローレウス世界スポーツ賞は、“スポーツ界のアカデミー賞”とも称され、スポーツ界において最も名誉あるアワードの一つ。今回、日本勢では最優秀アクションスポーツ選手部門にスケートボードの堀米雄斗と西矢椛がノミネートされていたが、受賞には至らなかった。

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2022年4月25日のニュース