サンズが2敗目 最高勝率チームの1回戦2敗は8年ぶり ヒートとバックスは1回戦突破に王手

[ 2022年4月25日 13:30 ]

サンズのマギーをかわしてシュートに持ち込むペリカンズのバランチューナス(AP)
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 NBAは24日にプレーオフ1回戦の4試合を各地で行い、西地区第1シードでリーグ最高勝率を挙げているサンズ(64勝18敗=・780)は敵地ニューオーリンズ(ルイジアナ州)で第8シードのペリカンズ(36勝46敗)に103―118(前半51―49)で敗れて2勝2敗。最高勝率のチームが1回戦で2敗を喫したのは、2014年のスパーズ(62勝20敗=マーベリクスに4勝3敗)以来、8年ぶりとなった。

 サンズは今季チームトップの26・8得点をマークしていたデビン・ブッカー(25)が第2戦で太腿を痛め、第3戦に続いてこの日も欠場。センターのディアンドレ・エイトン(23)が23得点を稼いだものの、第1戦から30得点→17得点→28得点と2ケタを記録していたクリス・ポール(36)は、35分出場しながらわずか4得点に終わった。

 ペリカンズではブランドン・イングラム(24)が30得点、ヨナス・バランチューナス(29)が26得点と15リバウンドを稼ぐなど奮闘。前半では2点をリードされたが、後半は69―52と主導権を渡さなかった。

 なおこのシリーズの第5戦は26日にサンズの地元フェニックス(アリゾナ州)で行われる。

 第8シードが第1シードに勝ったのは2012年の76ers(ブルズに4勝2敗)を含めて過去5回。ただし勝率5割未満のチームが勝ったケースはなく、勝率・439でプレーイン・トーナメントから勝ち上がってきたペリカンズがどこまで粘るのかが注目されるところだ。

 昨季のファイナルを制している東地区第3シードのバックス(51勝31敗)は敵地シカゴ(イリノイ州)で第6シードのブルズ(43勝39敗)に119―95(前半56―41)で快勝。シリーズ成績を3勝1敗として、4シーズン連続の1回戦突破に王手をかけた。

 東京五輪の米国代表だったクリス・ミドルトン(30)を膝の故障で欠いているが、ヤニス・アデトクンボ(27)が32得点、17リバウンド、ドリュー・ホリデー(31)が26得点と7アシストをマーク。ベンチから出たグレイソン・アレン(26)が6本の3点シュートなどでプレーオフ自己最多の27得点を挙げてミドルトンの穴を埋めた。

 東地区第1シードのヒート(53勝29敗)はガードのカイル・ラウリー(36)が太腿を痛めて欠場したが、110―83(前半55―41)で第8シードのホークス(43勝39敗)を下して3勝1敗。ジミー・バトラー(32)は36得点と10バウンドをマークしてバックス同様に地区準決勝進出まであと1勝と迫った。

 リーグ6位の28・4得点を挙げていたホークスのガード、トレイ・ヤング(23)はヒートのディフェンスに苦しんで9得点。76試合に出場したレギュラーシーズンでひとケタ得点に終わったのは3月16日のホークス戦(9得点)の1回のみだったが、ヒートとの1回戦では初戦(8得点)に続いて4試合で2回目となった。

 西地区第6シードのナゲッツ(48勝34敗)は地元デンバー(コロラド州)で第3シードのウォリアーズ(53勝29敗)に126―121(前半63―52)で競り勝って1勝3敗。ニコラ・ヨキッチ(27)が37得点、8リバウンド、6アシストをマークしてスイープによる敗退を免れた。

 <21日の結果>
 ▼東地区1回戦
(1)ヒート(3勝1敗)110―83(8)*ホークス(1勝3敗)
(3)バックス(3勝1敗)119―95(6)*ブルズ(1勝3敗)
 ▼西地区1回戦
(8)*ペリカンズ(2勝2敗)118―103(1)サンズ(2勝2敗)
(6)*ナゲッツ(1勝3敗)126―121(3)ウォリアーズ(3勝1敗)
 *はホームチーム、カッコ内の数字は地区内シード順

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