大山 4年ぶりVへ2差2位スタート、44歳が意地の68「目標は優勝しかない」

[ 2022年4月9日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 富士フイルム・スタジオアリス女子第1日 ( 2022年4月8日    埼玉県 石坂GC=6475ヤード、パー72 )

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン初日>18番、ギャラリーの声援に応える大山(撮影・西尾 大助)
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 ツアー18勝のベテラン大山志保(44=大和ハウス工業)が6バーディーを奪って4アンダーの68、2打差2位と4年ぶりの優勝へ好スタートを切った。黄金世代の大里桃子(23=伊藤園)が6アンダー66でトップ、3週連続優勝の懸かる西郷真央(20=島津製作所)は終盤にスコアを落として71、5打差の27位と出遅れた。

 今季3勝の西郷に代表されるように、20代の活躍が目覚ましい中、44歳になった大山が意地を見せた。1番で2メートルを沈めバーディースタートを切ると、後半は3バーディーを加えての68に「久しぶりにいいゴルフ。後半はアイアンが良かった」と笑みがこぼれた。

 リオ五輪代表も最近は肩、肘、首と故障続きで昨シーズンは日本女子プロの3位がベスト。「ケガとどう闘っていくか」が課題となり、大好きな練習量を減らし、1日100球程度の打球に抑えている。14年から使い続け、溝のすり減ったアイアンも距離が合わず、3月から替えた。

 若手の躍進に「レベルが上がり、本当に凄い」と舌を巻くが「目標は優勝しかない」と、20年の結婚発表後初の優勝に意欲的だ。

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2022年4月9日のニュース