谷原秀人新会長「どれだけファンと近くなれるか」選手のニックネーム発案訴え 人気低迷からの脱却へ

[ 2022年3月30日 13:48 ]

<東建HMカップ練習日>「選手にニックネームつけて」と報道陣にお願いをする選手会会長の谷原秀人(右)と小田孔明広報委員長(撮影・井垣 忠夫)
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 今年1月にジャパンゴルフツアー選手会の新会長に就任した谷原秀人(43)が30日、男子ゴルフの国内開幕戦、東建ホームメイト・カップが行われる東建多度CC名古屋で記者会見を開き、同選手会副会長の小田孔明(43)とともに人気低迷からの脱却案として選手のニックネーム発案をメディアに訴えた。

 「どれだけファンと近くなれるか。ニックネームでギャラリーと近くなれることもあると思います」

 過去、男子ゴルフ界で“スター”と認識された選手には確かにニックネームがあった。

 尾崎将司は「ジャンボ」、青木功は「コンコルド」、中嶋常幸は「トミー」、尾崎直道は「ジョー」、倉本昌弘は「ポパイ」……。青木のコンコルドのようにそれほど定着しなかった愛称もあるが、これらはスタープレーヤーのある種の勲章でもあった。

 選手会の広報委員長も兼ねる小田も「メディアに選手のニックネームを考えてほしい。(ニックネームで)ギャラリーの方に選手を呼んでほしい。そうして若い選手を紹介していきたい」と協力を呼び掛けた。

 ニックネーム案のほか、欧米のツアーにならって練習日に選手とファンが気軽に触れ合う機会をつくる案も検討中。この案についてはコロナ禍の中でのツアー運営のためクリアすべき点はあるが、今後、大会スポンサーなどと調整を進めていくという。

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2022年3月30日のニュース