八村が今季自己最多の21得点もプレーオフ進出は絶望的 ブルズに13点差で敗れる

[ 2022年3月30日 10:22 ]

ブルズのラビーンをかわしてシュートを放つウィザーズの八村(AP)
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 NBA東地区全体12位のウィザーズは29日、地元ワシントンDCで同5位のブルズと対戦したが94―107(前半46―51)で敗れて32勝43敗。プレーイン・トーナメント出場の下限となっている同10位のホークス(38勝37敗)とは残り7試合で6ゲーム差となり、“数学上”わずかに残されているプレーオフ進出の可能性は風前の灯となった。

 第3Q終了時点までは2点差(73―75)とくらいついていたが、勝負どころの第4Qのスコアは21―32で、このカードは今季3戦全敗。3点シュートの成功は26本中6本で、27日のウォリアーズ戦では今季最高の成功率(57・2%)を記録していたが、この日は23・1%と精度を欠いた。

 6試合連続の先発となった八村塁(24)は今季最長となる31分の出場でフィールドゴール(FG)を10本中8本(うち3点シュートは3本中2本)成功。第3Qにはこの日2本目の3点シュートや、速攻からのリバース・レイアップなどで11得点を記録し、第4Qの5分3秒、左コーナーからのドライブでゴール下でシュートを決めたところで21得点目。2月17日のネッツ戦でマークしていた今季の自己最多記録(20)を上回った。27日のウォリアーズ戦では6得点に終わっていたが、2ケタ得点は今季22回目でFG成功本数は今季自己最多タイ。今季平均は10・4得点で、3点シュートの成功率は46・8%となった。

 ここ8戦で6敗を喫していたブルズは44勝32敗。苦戦が続くロードでは今季18勝22敗となった。デマー・デローザン(32)が32得点、センターのニコラ・ブーチェビッチ(31)は第1Qの15得点を含む27得点。この日試合がなかった東地区全体6位のラプターズ(43勝22敗)には0・5ゲーム差をつけた。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場8分5秒=5得点)
(1)2分26秒・左ベースライン際を突破してゴール下=〇
(2)2分55秒・正面やや左から3点シュート=〇(アシスト・サトランスキー)
 ▼第2Q(出場6分12秒=3得点)
(3)7分34秒・右ベースライン際からダブルクラッチでジャンプシュート=〇
*9分55秒・フリースロー2本=〇×
 ▼第3Q(出場8分57秒=11得点)
(4)33秒・正面やや右から3点シュート=〇(アシスト・サトランスキー)
(5)1分16秒・左サイドでターンアラウンドからジャンプシュート=〇
(6)2分20秒・左ローポストからパワープレー。カルーソとの1対1を制してゴール下=〇
(7)5分3秒・ペイント内でターンアラウンドからジャンプシュート=×
*6分16秒・フリースロー2本=〇〇
(8)8分30秒・速攻から左サイドを疾走してリバースからのレイアップ=〇(アシスト・アブディヤ)
(9)8分52秒・正面から3点シュート=×
 ▼第4Q(出場7分25秒=2得点)
(10)5分3秒・左コーナーからインサイドを突いてゴール下=〇

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