佐藤 男子10キロ立位9位に「世界と比べるともうひと踏ん張り足りない」走力で差を痛感

[ 2022年3月9日 05:30 ]

北京パラリンピック第5日 バイアスロン ( 2022年3月8日    国家バイアスロンセンター )

射撃を終え、走りだす佐藤
Photo By 共同

 スキー距離と射撃で争うバイアスロンの10キロが行われ、男子立位で夏季と合わせて5大会目の出場となった佐藤圭一(42=セールスフォース・ジャパン)は9位だった。女子立位は5大会連続出場の出来島桃子(47=新発田市役所)が10位で、ウクライナ勢が表彰台を独占した。ウクライナ勢は男子視覚障がいでもメダルを3つとも獲得し、一日で金2、銀4、銅3の計9個を量産した。

 バイアスロン男子の佐藤は9位とあと一歩、入賞に届かなかった。「世界と比べると、もうひと踏ん張り足りなかった」と振り返った。

 気温が高く雪面が軟らかくなったため、走力の差が顕著にタイムに表れた。得意の射撃は20発中19発決めたものの「走力がないと上に行けないのは明らか」と言うように、自分より射撃を外していた多くの選手を上回れなかった。「走れて(射撃を)当てないと、メダルには到達できない」と唇をかんだ。

 ただ、スタート直前まで選択を悩んだ板については「ワックスマンがいいスキーをつくってくれた」とスタッフに感謝。残り種目へ「(一発も外さない)満射を出して、あとはどれだけ走れるか。入賞を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

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2022年3月9日のニュース